国内の複合肥料市場は安定傾向にあるのでしょうか?価格は今後も上昇し続けるのでしょうか?
2025年12月以降、国内の複合肥料市場はこれまでの上昇トレンドを継続しており、主産地の市場価格は再び高値圏に近づいています。価格の目安は以下の通りです:45%cl(3×15)が1トンあたり2,550~2,650元、45%s(3×15)が1トンあたり3,000~3,200元です。市場の低価格帯は減少し、一部の企業は报价を中止しています。取引は個別に交渉する形が主流となっています。
2025年12月以降、国内の複合肥料市場はこれまでの上昇基調を継続しており、主産地の市場価格は再び高級志向へと向かっています。価格の参考値は以下の通りです:45%cl(3×15)が1トンあたり2,550~2,650元、45%s(3×15)が1トンあたり3,000~3,200元です。市場の低価格帯は減少し、一部の企業は报价を中止しています。取引は個別に交渉する形が主流となっています。
上流原料価格の急騰や、北方地域における冬場の備蓄需要の本格的な解消など、複数の要因が重なり、複合肥料の価格は持続的に上昇しており、一部の品種では2023年初頭以来の高水準帯に戻っています。具体的には、原料の尿素価格は落ち着きを取り戻し、一部地域では弱含みの横ばい状態が続いています。12月12日時点での小粒尿素の参考価格は1トンあたり1530~1690元で、市場では売り圧力が強まっており、今後も大幅な値上がり見込みは難しい状況です。一方、リン肥価格は強気の上昇を続けており、主に硫黄価格の急騰が背景にあります。中東での供給途絶の影響により輸入コストが急騰し、港湾での顆粒硫黄価格は1トンあたり4300元を突破し、過去10年間で最高値を更新しています。これに伴い硫酸価格も上昇し、結果として一リン酸アンモニウムの価格が大幅に引き上げられました。現在、湖北省産55%粉状肥料の価格は1トンあたり3750~3850元となっています。カリ肥料市場は安定した推移を示しており、全体的に供給集中度が高く、一部の中堅・中小貿易業者は売却を控える傾向が強まっています。そのため、価格面では大きな変動はなく、小幅な調整にとどまる状況です。
供給面から見ると、ここ2週間ほど国内の複合肥料業界の稼働率は上昇傾向にあり、全体として38%~40%程度を維持しています。中部や東部などの地域では、環境保護政策の影響で企業が設備の減産や停止・点検を行っていますが、大手企業の日産量は前期と比べて増加しており、平均稼働率および在庫量もともに上昇しています。
需要側から見ると、北方における冬期備蓄の需要が本格的なピークを迎えつつある中、東北や華北など主要な穀物生産地域では、冬小麦向け肥料の必需品需要が一気に高まりつつあります。農家は「値上がりを買うが値下がりを買わない」という心理から、肥料購入意欲を強めています。このため、複合肥料価格は直接的な支えを得ています。企業の受注状況を見ると、多くの中堅企業が「最低価格保証+後期の値上がり補填」のモデルを通じて1~2回の前払い受注を完了しており、発送予定の注文が十分に確保されているため、当面の販売圧力はあまり心配されていません。しかし、下流のディストリビューター全体としては、慎重な在庫調達姿勢を示しており、これまでの低価格在庫がまだ消化されていない状況です。現在の高値相場を前に、中小規模の少量補充にとどまり、大規模な在庫確保行動はあまり見られていません。新規受注の成立ペースは価格上昇のスピードに遅れをとっており、一部のディストリビューターはむしろ輸入肥料への代替を進めるなど、需要側からの支えは全体的に弱まっています。
複合肥料の価格はすでに高水準に上昇していると見られ、12月11日に開催されたリン肥料の安定供給・価格維持に関する座談会では、明確な提言がなされました。すなわち、2026年8月までリン肥料の輸出を一時停止し、硫酸をはじめとする重要原料についてはまず国内供給を優先すること、またリン肥料企業との間で安定した販売・調達体制を構築することにより、国内の冬期備蓄および春耕時の農業用肥料需要を満たすよう求められました。このため、今後は原料価格が徐々に安定化していく見込みであり、複合肥料のコスト面での下支え効果も緩やかに弱まっていくと予想されます。これに伴い、市場取引価格も引き下げられる可能性があります。短期的には複合肥料の価格上昇の原動力は弱まり、引き続き原料価格の動向および冬期備蓄の進展状況に注目する必要があります。
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